アドフラウドとは不正な手法により無効なインプレッション、クリック、コンバージョンを作り出し広告報酬を搾取する不正行為です。
↓アドフラウドが行われていた現場の様子
被害額は2025年までにおよそ500億ドル(約5兆4,188億円)に増加すると予想されています。
またアドフラウドは割と簡単に行うことができ、その上得られる報酬も高いことから反社会勢力の大きな収入源になっています。
↓反社会勢力の大きな収入源に(詳細は画像をクリックして下さい)
アドフラウドは不正BOTを利用し行われることが多いです。
不正BOTとはデバイスやデータセンター内のサーバーで一定のタスクを行うプログラムを指します。
↓様々なBOTが稼働している様子(画像クリックで動画が再生されます)
アドフラウドの狙いは?
広告費は最終的に、広告の成果を上げたメディアに支払われます。
そのため、メディアを運営してアドフラウドを行うことで利益を得ています。
アドフラウドの手法 ① ファーム
続いてアドフラウドの手法についてお知らせします。
ファームは大量のインプレッション、クリック、インストール、コンバージョンを作り出すことで、成果を水増しする手法です。
ファームはデバイスを大量に用意し人力でアドフラウドを行うものや、不正BOTによりアドフラウドを行うものなど様々な方法で行われますが、これらは時間やIPアドレス、OS、デバイスなどの様々な軸を元に分析をすることで不正を検知することができます。
↓中国SNS「微博」から拡散したクリックファームの例
アドフラウドの手法 ② フローディング
フローディングは一般ユーザーのデバイスを利用して改竄した情報を広告計測ツールに送り、広告成果を奪い取る手法です。
フローディングの特徴としては、一般ユーザーによるオーガニックの成果を奪い取るのでROASやLTV、RRなどの数字が良いことが特徴です。
しかし効果がいいからと言ってこの様なメディアに予算を寄せたりすると、かえって効果が悪くなってしまいます。
フローディングも時間など様々な軸を元に分析をすることで不正を検知することができます。
アドフラウドの手法 ③ SDKスプーフィング
SDKスプーフィングは本来モバイルデバイスから計測ツールに送信されるクリック、インストール、イベントなどの通知データを解析→偽装→成りすましを行い計測ツールに不正に成果を作り出す手法です。
SDKスプーフィングの特徴として課金や会員登録などのイベントまで偽装してくることが特徴です。
こちらもイベントの様々な軸を元に分析をすることで不正を検知することができます。
ここで紹介したようなフラウドは様々なデジタル広告において行われています。
最適なデジタル広告運用をしていくためにはアドフラウド対策もセットで行うのが重要かと思います。
弊社サービスSpiderAFはアドフラウド対策を専門としているツールです。
SpiderAFの詳細については、チャットからお問い合わせ下さい。
※その際に、お問い合わせ主様の以下情報もお伝え頂けると話がスムーズです。
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